映画『太陽の塔』感想。今明かされる『太陽の塔』の謎。芸術家・岡本太郎は、何のために創ったのか?
「芸術は爆発だ!」という言葉で今でも記憶に新しい芸術家・岡本太郎は、一体何のためにこの塔を創ったのか?
ドキュメンタリー映画『太陽の塔』では、当時の記録フィルムのほかに岡本太郎記念館館長の平野暁臣、人類学者の中沢新一、美術批評家の椹木野衣、コピーライターの糸井重里、アーティスト集団のChim↑Pom、探検家の関野吉晴など太郎と「太陽の塔」について語っています。
そのほかチベット言語学者、密教学者、チベット仏教僧侶、考古学者、学芸員といった人々にもインタビューを敢行。
その内容は曼荼羅のように彩られ、 ”太陽の塔” や岡本太郎を知らない人たちへも魅力的に構成演出されています。
「岡本太郎のヒストリー」などを語る、川崎市岡本太郎美術館学芸員の大杉浩司と佐藤玲子
ダンサーの菅原小春は、岡本太郎のエネルギーや哲学を身体から溢れるようなダンスで表現
縄文の少女(織田梨沙)のフィクション/ドラマシーンも見どころ
”太陽の塔” の頂部の「黄金の顔」は、未来。
腹部の「太陽の顔」は、現在。
背部の「黒い太陽」は、過去を表しています。
「新聖感をあらゆる意味で失ってしまった現代に、再び世界全体に対応した、新しい祭りを甦らすことができたら。