映画『魂のゆくえ』感想。巨匠ポール・シュレイダー監督が構想50年の末に完成させた“聖なる映画”
彼を頼る妊婦の女性に『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などでスター女優のアマンダ・セイフライド。
ヴェネチア映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー最高傑作と評され、本年度の賞レースでも大きな話題を集めており、ゴッサム賞では作品賞、脚本賞、男優賞の最多3部門でノミネートされ、脚本賞と男優賞を受賞。
ナショナル・ボード・オブ・レビューでは脚本賞受賞、ベスト10選出、インディペンデント・スピリット賞でも作品賞、監督賞、主演男優賞の3部門にノミネート。
さらに本年度のアカデミー賞では、ポール・シュレイダー自身初となるアカデミー賞脚本賞にノミネートを果たしています。
4月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国順次公開中!
どうぞ映画館でお楽しみください。
■映画『魂のゆくえ』あらすじー現代アメリカの宗教をテーマに描いた社会派ヒューマンドラマ
ニューヨーク州北部の教会「ファースト・リフォームド」で牧師を務めるエルンスト・トラー。
彼は自分自身の考えや出来事を記録した日誌を1年間書き続けることを決めました。
ある日、トラーはミサに来た若い女性メアリーから、環境活動家の夫マイケルが思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼まれる。