くらし情報『日本酒の“利き酒”で自己分析! 名酒『久保田』を飲み比べてみて分かったこと』

日本酒の“利き酒”で自己分析! 名酒『久保田』を飲み比べてみて分かったこと

千寿と比べると香りも強く、口に含む前からフルーティーさに包まれます。口に含むと、旨味と甘みがぱっと広がり、やわらかな味わい。しかし、残味はキレが残るので不思議な感覚です。香りの強い燻製や魚系のおつまみにもぴったりフィット。食材の臭みが飛び、おいしさを引き立ててくれる実感がありました。◇日本酒の概念を覆す華やかさ。『久保田萬寿 自社酵母仕込』

続いては久保田随一の高級酒『久保田萬寿 自社酵母仕込』。こちらはかなり華やかな香りで、白桃のような芳醇な香りを鼻から楽しむことができました。
一口含むと……日本酒の概念が変わるはず。口中香がふわっと広がり、飲み物を飲んでいるというより、香りを飲み込んでいるような感覚に。喉に残るようなカッとする残味は全くなく、口の中で柔らかく甘みが溶けていくような味わいに、思わず脱帽です。

◇夏にぴったりな爽やかな味『久保田翠寿』

最後は、夏季限定で発売されるという『久保田翠寿』。翠寿は加熱殺菌を一切せず、低温で貯蔵することで、爽やかさが際立っている大吟醸の生酒です。香りは華やかで、キリッとしたフルーツの香りを楽しむことができるのですが、意外にも味は軽く、残味も早めに消えて香りを長く楽しむことができました。

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