くらし情報『「ファストとラグジュアリーの空間デザインの違いは時間のコントロール」。グエナエル・ニコラに聞く、日本のデザインの未来【Interview】2/4』

2015年7月18日 19:30

「ファストとラグジュアリーの空間デザインの違いは時間のコントロール」。グエナエル・ニコラに聞く、日本のデザインの未来【Interview】2/4

ファストファッションは今日買わなければ明日はもう違う商品になっているけれど、ラグジュアリーブランドは雑誌で見て、店に来てそこでさらに知らなかった情報を広く与えられて、“迷って”“影響を受ける”ことも必要。それが空間のデザインに必要となります。

――銀座・並木通りの「ルイ・ヴィトン」の店舗をデザインすることになったきっかけは?

最初は時計の新しいコンセプトのサロンのプロジェクトの依頼でした。以前、LVMHグループのタグホイヤーの表参道の店舗デザインを手がけたことがきっかけです。並木通りの店のフロアの一角を、その時計の新しいサロンとしてのリニューアルの依頼だったのですが、新しいコンセプトを出したときにそのサロンの隣のスペースや全体のデザインがどうなっているかを確認しました。それはいつも自分がデザインに関わるときにやる作業なのですが、依頼されたスペースだけではなく、そのフロア全体、階段の位置、1階のエントランス、ファサードと次々に提案していきました。先方は頼んだのは時計のコーナーだけなので、「何?」という感じでしたが、当時ルイ・ヴィトングループ会長兼CEOのイブカルセル氏に直接プレゼンテーションして、結局トータルのリニューアルデザインをやることになりました。

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