【婚姻届に判を捺しただけですが 5話】百瀬の不毛な恋の行方・ネタバレあり
「もう一緒に暮らせない」の一点張り。
「気持ちが迷子になってるだけだと思う」と言う百瀬にも「あったものを失くすのと元々ないのとは全然違うから」と返す。
旭も「美晴にはいつも笑っててほしいんだ」「それが俺の隣じゃなくても」と諦めモードに入り始める。
美晴の幸せのために手を離そうとする旭に「苦しくないの?それでいいの?」と聞く百瀬。自分以外の隣で笑う美晴を見て苦しんだのはきっと百瀬自身だ。
今後の見どころが増えた第5話
これまで百瀬の美晴に対する感情は『信仰』に近いものだと解釈していた。
その理由の1つは百瀬から恋愛特有のドロドロとした感情や欲をあまり感じなかったことだ。
しかし、「兄が美晴を幸せにできないなら僕が」と本音をこぼす百瀬からは、それらの片鱗が見えた気がする。
その感情を美晴にぶつけることはせず、むしろ恋敵であるはずの兄の背中を押してしまう。それが百瀬の恋愛における弱さであり、人間的な魅力でもある。
その後、旭が火事に巻き込まれたことをきっかけに兄夫婦が再会。美晴は旭の存在の大きさと旭の好きなところを改めて実感する。
お互いに気持ちを伝え合い、「今度は向き合っていこう」