【石子と羽男 第3話 感想】『許されざる罪』を描いた第3話 残酷な結末から見えたもの
がSNSで炎上していた。丁度、新作映画公開前というタイミングだ。
そんな山田監督のファンである大庭(赤楚衛二)は、石子を誘って最新作『穢れし曳航』の舞台挨拶を見に行く。しかし、炎上の影響を受けたのか、客足は乏しかった。
そしてさらにひどい事態へと発展し、最新作のファスト映画がネットに出回った。
「売名行為」「自作自演」、書き込みは根拠のない誹謗中傷で溢れた。ネットは話題性があり、一度燃えたものが何よりの好物だ。
事実を知らず、袋叩きにする者ばかりだ。
この状況を知った石子は、「山田監督を手助けすることで、監督のファンである遼平との関係の潤滑剤になり得るのではないか」という父・綿郎(さだまさし)の助言を受け、監督に弁護士を紹介することにした。
そして石子はその夜、遼平にそのことを相談してほしいと羽男にお願いするため、電話をかける。
すると、いつもは他人に一切の興味もなさそうな羽男が突然、石子に弁護士を目指す理由を尋ねてきた。
「父親の影響?」と聞く訳には、羽男が法曹一家生まれであることが関係しているように思える。
姉・優乃(MEGUMI)は検事、父は名高い裁判官。羽男は記憶力の才能を買われ、昔から「できる子」