【オールドルーキー 第7話感想】実はいい人!?増田貴久演じる梅屋敷聡太の心境の変化を紐解く
姪っ子の心境の変化と希望に満ちた言葉に、顔を赤くして涙が溢れ出す、梅屋敷の姿はとても胸に来るものがあった。
新町の影響とライバルだった塔子の存在
梅屋敷が変化したのは、新町(綾野剛)と、ライバル関係にあった塔子(芳根京子)の存在もあるだろう。
最初の頃の梅屋敷を思い返してみると、「自分さえ出来ていれば良い」という考え方だったのかもしれない。仕事が出来る人にありがちである。
仕事が出来ない人に手を貸すこともしなければ、仕事が出来る人を目にすると危機感なのか異常にライバル心を燃やす。
しかし、ここ数話でその関係が変わって来ている。それは新町のチームワーク精神のおかげだ。
前回のバスケットボール選手の回では、新町が周囲にお手伝いをお願いし、チーム一丸となって仕事を成功させた。
個々で戦っていたビクトリーのメンバーが今はチームで仕事をするようになったのである。
今までライバル視していた塔子の見方が変化したのもそのおかげだと思う。
ライバルから仲間に変化したことで梅屋敷のより人間らしい一面が見られたのではないか。
『オールドルーキー』の初回で増田貴久の演技を見たときは、梅屋敷の怒りっぽいイメージに結びつかなかった面もあったが、優しさが溢れ出す今は増田貴久ならではの良さを感じた。