【『ファーストペンギン!』感想6話】孤独でも走るんだ!・ネタバレあり
いつ帰ってきてもいいんだからね」
都会から食い詰めてふらりとやってきた一人の女が、そこを出て行く誰かへのはなむけとして私はここに根付くと宣言する。力強い言葉だった。
それにしても、社外の敵に対してはファイティングポーズを取って「殴られっぱなしじゃないぞ」と示し、内部で漁師達の不満を逸らし、実際には外に対して拳を振るわず(振るえばあらゆることが破綻する)綱渡りをしながら組織を鼓舞していく。
どんなに苦しくても「何とかするから」と部下を守り、ぶれない理想を語る。
組織の長であるということは、本当に孤独であるなと思う。
そんなふうに苦闘しながら成長するリーダーシップの物語としても、骨太な本作である。
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[文・構成/grape編集部]
かな
Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。
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