【エルピス 第5話 感想】岸本の強行突破に浅川がかけたひと言 2人の関係性が見える第5話
と切り出した岸本の腕を掴み、「不自由なく暮らせたのは自分のおかげだ」と訴え、引き戻そうとする。
「お前を食わせているのはこの私だ!」という言葉をよく聞くが、自分が与えてきた愛をこうして裏切られるなんて思いもしないのである。
岸本は目も合わせようとしなかった。陸子は助けを求める声を無視し、大切な友人の命は一瞬にして消え去った。そしてその事実さえ、握り潰されてしまったのだ。
だが陸子も家庭を守るには権力者に倣うしか術がなかったのである。二人共、結局同じなのだ。
勝ちに留まるためには勝った者の前で平伏し、ひたすら負け続けるしかなかったのだ。
岸本はそのまま母を置いて家を飛び出してしまう。
閉じた岸本の扉を開いた唯一の人物は…
そして岸本は冤罪特集の3回目を独断で放送することに決めた。
岸本は嵌めようとした張本人であるであるボンボンガールの篠山あさみを利用しようとするも、差し替えVTRを渡す岸本の震える手を見て、事前に村井(岡部たかし)が差押えたため、放送はされなかった。
放送終わり、村井に呼び出された浅川は、その時初めて岸本が掴んだ真実を知ることになった。
浅川は、また真相が闇に葬られたことを嘆いていた岸本を呼び出し、「君は、本当にすごいことをしたね」