くらし情報『【『大奥』感想1話】 冨永愛の鮮烈さと中島裕翔の純粋さが奏でる極上の協奏曲』

【『大奥』感想1話】 冨永愛の鮮烈さと中島裕翔の純粋さが奏でる極上の協奏曲

昨年、テレビドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)での怪演が評判高かった中島だが、過去に『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(フジテレビ系)や『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)等の助演で見せた、好青年として癖のないまっすぐな演技も魅力的だ。

今作では月代も似合う涼やかな立ち居振る舞いで、時代劇との相性の良さも証明してみせた。

演技派のジャニーズタレントとして、もっとその実力を知られてもいいのにといつも思う。

【『大奥』感想1話】 冨永愛の鮮烈さと中島裕翔の純粋さが奏でる極上の協奏曲

※写真はイメージ

初回は脚本・演出ともに原作の世界観を最大限に尊重した美しいトーンだったが、原作では吉宗が『ご内証の方』は死罪となると知った上で水野を慈しんで抱くが、ドラマではそれを知らずに2人は惹かれ合って関係を結び、後で知るという違いがあった。

「そなたは私の男じゃ」というインパクト特大の名台詞もドラマのオリジナルで、全体的によりロマンチックな方向に振ってある印象なのも、今後楽しみだ。

ちなみに、水野が死罪に見せかけて赦免される場面、原作では大岡越前らしき女性が登場して、吉宗と「ただでさえ数少ない男子をこんなことで殺しては勿体ない」と久通の前でコミカルに愚痴る場面がある。

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