【『夕暮れに、手をつなぐ』初回感想】永瀬廉の演じる音の優しさに心惹かれる 共感系、純愛ドラマの誕生
最後にいい曲を作ることができるのか、二人の恋愛と共に音のアーティストとしての成長も楽しみである。
純愛が求められる今、北川悦吏子脚本に期待!
このドラマの脚本は北川悦吏子氏。『オレンジデイズ』(TBS系)や『半分、青い。』(NHK)など時代にあったヒット作を数多く生み出している。
彼女の作品は、メッセージ性と共感性が強く、本作でも大恋愛をしていた空豆と、恋愛経験の少ない音が対照的に描かれている。
振られて感情的になる空豆も、うっかり見栄を張って嘘をついてしまう音も、なんだか共感できてしまうのだ。
さらに本作は完全オリジナルということで原作が存在しない。
『夕暮れに、手をつなぐ』というタイトルの意味も、今後の展開もまったく予想できないのである。
最近は不倫のようなドロドロしたドラマより、『silent』(フジテレビ系)や、Netflixオリジナルドラマの『First Love 初恋』など、純愛を貫くドラマがヒットを打っている。
高校生からの恋愛が実ったり、手を繋ぐ、初めてキスをする、そんなシーンですら初々しくてキュンとするような作品ばかりだ。
「自分もこんな時期があったな…」