2023年5月30日 17:16
「肌に優しい洗剤って実は…」 あえて『オーガニックじゃない洗剤』を作った母の真意とは?
出産後、子宮が元の形に戻るまでに1か月程度かかります。その間は安静にして過ごさないといけないんですけど、生理みたいな状態が続いてパンツが汚れるんですよ。
使い捨てナプキンを使うと蒸れるので、つけ心地を考えて布ナプキンを買ってみました。
最初は肌触りが気に入ったのですが、血液がついてしまうとずっと濡れた服を着ているような不快感があったので、「機能性は高水準のまま、つけ心地がよく、生理中でもサラサラなものがほしい」と思い、開発したんです。
――ナプキンは毎月の生理にも使うので、女性にとって生活必需品?
そうです。はじめに考えた布オムツは使用時期が限定的ですが、生理は1か月に1回程度来るもの。生理中は使い捨てナプキンでムレるとかゆくなりますが、人前でボリボリかける部位じゃないし、かける状況だとしても、そこからばい菌が入ったら大変です。そこで、布ナプキンも布オムツと同じ頃に商品化を考え始めました。
――布ナプキンはどれくらいの期間を経て作られた?
結局、納得のいくものができるまでに5年かかったんですよ。なので、発売は布オムツ、洗剤、布ナプキンの順なんです。
生理2日目に1日中試作品をつけっぱなしにして、漏れないかどうかの実験をずっとしていました。