くらし情報『【『大奥 Season2』感想2話】主演級の女優たちの演技が艶やかな火花を散らす』

2023年10月12日 18:28

【『大奥 Season2』感想2話】主演級の女優たちの演技が艶やかな火花を散らす

原作の紙面でぼんやりと受け取っていたことを音で改めて実感できるのは、映像化ならではだと思う。

だが続くかにみえたその楽園は、五十宮の病死という悲しみを経ることになる。

蘭学の教室を守るために病気を隠し続けた五十宮は、将軍の夫として抱え続けた寂しさを学問と仲間たちが埋めてくれたと青沼に礼を述べる。

【『大奥 Season2』感想2話】主演級の女優たちの演技が艶やかな火花を散らす

※写真はイメージ

その姿は、万里小路有功(福士蒼汰)が家光(堀田真由)との愛に苦しみ抜きながらも、総取締として大奥への献身や、春日局(斉藤由貴)の看病で自らの存在意義を見いだしていった姿と重なる。

そして自らは子をなせなかったと語る五十宮は、その寂しさゆえに先々まで―いずれ赤面疱瘡を防ぐ人痘接種が完成するまで、間接的に蘭学研究を守り、後の世に大きな財産を残すのである。

そして2話では、名君・吉宗の流れを受け継ぐ三人の女が揃う。

一人は生前の吉宗の姿を心に刻み、その政治の志を継ぐ田沼意次。鷹揚だが闘争心の薄い女を松下奈緒が上品に演じている。


一人は孫として吉宗の正義感や清冽さに憧れる松平定信(安達祐実)。潔癖な優等生を安達祐実が張りつめた糸のような緊張感で演じる。

そしてもう一人、同じく吉宗の孫であり、人心を操るモンスター、一橋治済(仲間由紀恵)。

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