中学生の娘「あんな靴しかないの!?」 母親に激怒したら…続く展開に涙
そして、足の裏をどう支えるか、ソールをどう加工すれば少しでも正常な足の状態に近付くことができるか、などを考え、フルオーダーで作成されるものが一般的な『補装具』です。
障がいの程度により、市販の靴に少し加工を施すものが履ける方々もいらっしゃいますが、私の場合は『補装具』のみとなります。
『補装具』の助成金は3年に1度。
エナガさんは、松葉杖で足を引きずりながら移動するため、『補装具』である靴が数か月で傷み、何度も修理しながら我慢して使っていたといいます。
助成金を待たず、自費で30万円近く払えば購入できるものの、値段から手軽に新調することはできません。
劣化が進もうと、3年間同じ靴を履き続ける以外、選択肢がなかったのです。
――学校に通っていた時は?
私が子供の頃、『補装具』は黒、白、赤の3色のみ。そこから色のバリエーションは増えました。
最近では、小さなお子さんがピンクやブルーといった、カラーバリエーションが豊かな『補装具』を装着した姿を目にすることもありますね。
私は、普通の小学校、中学校、高校に通っていました。みんなが履く、校舎内の上靴と同じ色にするため、選択肢は白色だけ。