暴動が起きた町を1人で掃除した高校生 その後、次々とご褒美がやってきた
その後、彼の善行はSNSや地元のメディアで紹介され、拡散されます。
するとアントニオさんのことを知ったマット・ブロックさんが、所有していたスポーツカー、2004年型のマスタングを彼にプレゼントすることにしたのです。
赤いマスタングは偶然にも、他界したアントニオさんの母親が乗っていた車と同じだったのだそう。
さらに親切の連鎖は続きます。次は保険会社がアントニオさんの自動車保険代を1年間支払ってあげることを申し出ます。さらに今度はアントニオさんが進学を希望している大学が、彼に4年間の全額奨学金を与えることを申し出たのです!
アントニオさんの行いを知った人たちからは多くの称賛のコメントが寄せられています。
・君のような人を世界はもっと必要としている。
・すべてのアメリカ人の手本となってくれてありがとう。
・お母さんはあなたのことを誇らしく思っているはず。
アントニオさんは次々と寄せられた見知らぬ人たちからの好意に「現実だと思えません。まるで映画のようです」と語っています。
彼は暴動が起きた後の町を深夜2時から約10時間、休みなしに掃除し続けたといいます。
暴徒に荒らされた場所では地域の住民たちがボランティアで掃除をしている姿が見られますが、みんなが眠っている夜中にたった1人で掃除をするなんて、なかなかできることではありません。