マーガリンとバターの違いは何? 値段や風味で比べると… カロリーが高いのは意外にも
マーガリンでは約8gとなっているようです。
とはいえ、トランス脂肪酸は過剰摂取しなければ、健康には影響が少ないと考えられています。1日のトランス脂肪酸の摂取目安量は2gといわれているようです。
また、各企業がトランス脂肪酸を減らす努力を続けた結果、近年ではバターよりも含有量が少ないマーガリンも多数販売されています。
マーガリンとバターの歴史先にできたのはどっち?
原材料などの違いはあれど、似ているマーガリンとバター。歴史的に見るとどちらが先にでき上がったものなのでしょうか。
※写真はイメージ
『一般社団法人日本乳業協会』では、このように説明しています。
バターの起源は定かではありませんが、インドの経典には紀元前2000年頃、すでにバターらしきものが作られていたという記録があります。
最初は医薬品や化粧品として用いられ、食用としての利用は紀元前60年頃からといわれています。一方、マーガリンは1869年フランスで生まれました。
隣国プロシアと戦争していたフランスはバターが欠乏し、ナポレオン3世が代用品を懸賞募集したのに応え、メージュ・ムーリェという化学者が、牛脂と牛乳を混ぜ、冷やし固めたものを考案したのが始まりです。