くらし情報『脚本家・北川悦吏子さん『ロンバケ』後の闘病20年明かす』

2018年9月15日 06:00

脚本家・北川悦吏子さん『ロンバケ』後の闘病20年明かす

を発表するが、『半分、青い。』は、北川さんにとって8年ぶりの“長いドラマ”だ。

この間、北川さんは、次々と重病に襲われる日々を送っていた。

’99年、潰瘍性大腸炎を発症。北川さんの病いは重症で、医師からは10万人に1人の病気と言われた。大腸を全摘出することになったのは、’10年のことだ。

「このオペがとにかく大変で。3カ月の入院中、何も食べられず、痛くて眠れずという状況が続いたとき、頭が変になるんじゃないかと思いました」(北川さん・以下同)

’12年11月、突然、耳鳴りがして、左耳が聞こえなくなった。
突発性難聴を疑って、ステロイドの大量投与を受けたが、MRI検査の結果、見つかったのは、聴神経腫瘍だった。

「病気は連打で来ましたね。私は『不幸のつるべ打ち』と言っているんですけど(笑)。脳神経外科で診断を受けて、パニックですよ。そこでもまた、10万人に1人の症例と言われて。もう、やってらんな〜いって」

失聴は、治らない。腫瘍が大きくなるのを防ぐため、北川さんは、ガンマナイフのオペを受けた。「切除するのは、大腸全摘手術をしている私には、負担が大きすぎるということでした。

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