2019年2月28日 11:00
堀ちえみのがん公表が示した「我が子に告知すべきか」の答え
《「お母さんは病気ばかりで可哀相な人生だった」と…そういう思いを、子供たちの心に残したままで、闘いもせずに諦めて良いのだろうか…》(2月19日付)
堀の闘病方針を大転換させることになった“子供たちへの告知”。その問題について、がんになった親と子供を支援するNPO法人『Hope Tree』の代表理事を務める大沢かおりさんは言う。
「大人からすると、がんであることを伝えると、子供たちを不安にさせてしまうのではないかと思うのですが、実はきちんと伝えることで、子供たちの不安を和らげることができるのです。子供は“大人の隠し事”にも、意外に気づいてしまうものです。それなのに病気の話題にふれることもできないと、余計につらい思いをしてしまいます」
堀の子供たちは、28歳の長男から16歳の長女まで12歳の年の差がある。
「年齢で疎外すべきではありません。子供たちにとっては、きちんと状況を教えてもらえて、“家族の経験の輪”に入れてもらえたということは大切な経験となると思います」
堀自身も子供たちといっしょに病気に向き合うことによって“家族の絆がさらに強まった”と語っている。つらい術後生活やリハビリも続いていくが、堀は夫と7人の子供たちを心の支えにして乗り越えてくれることだろう。
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