2020年3月31日 00:00
感染拡大で進む首都封鎖の計画…実施されたらどうなるのか?
つまり“首都封鎖”は、安倍晋三首相と小池都知事が協力しないと実現しないということになる。だが前出の政治部記者が続ける。
「実は官邸と都知事の間で、すでに首都封鎖の実行計画は詳細に検討されており、期間は最大で3週間にも及ぶ可能性があるそうです。安倍首相は3月28日の会見で、『自治体との緊密な連携のもと、最悪の事態を想定しながら、感染拡大の防止に全力を尽くす』と、語っています。また同じ日、東京都では新たに63人の感染者が確認されました。今後どこまで急増するかにもよりますが、『早ければ4月初旬に実行する。その場合は、発表から実施までの準備期間も短いので、外出禁止期間は5日間程度になるだろう』と、ひそかにもらしている閣僚もいるのです」
首相と都知事では、決行に対しての温度差もあるという。
「景気の悪化、ひいては自身の支持率ダウンを懸念している首相に対し、小池都知事のほうが積極的なようです。
『危機感の薄い若者たちの意識を改革するためにも、そして感染爆発を防ぐためにも、ロックダウンが必要となるときが来る』と、周囲に語っていると聞いています」
都道府県知事たちが“移動制限”のために行使できる権限も拡大している。