くらし情報『『妻のトリセツ』作者の離婚危機を救った夫との“トリキメ”』

2021年1月22日 15:50

『妻のトリセツ』作者の離婚危機を救った夫との“トリキメ”

脳科学の観点から、夫婦や家族との向き合い方を分析する専門家である黒川さんだが、それでも夫の行動にイライラすることは日常茶飯事だという。

「そうじ機を持ち出した夫の行動は、察することが苦手で、問題解決に邁進する男性脳の誠実さだと、脳の思考領域では理解できます。でも、感性の領域では、しっかりと頭にくるんです(笑)」

そうは言いつつも、男女脳の違いを理解した今では、一時的にイラッとすることはあっても、深刻なまでに不満がたまることはないという。

「けれど、脳科学の研究が半ばのころは、夫を許せず、離婚寸前まで関係が悪化したこともありました」

黒川さんに離婚危機が訪れたのは’99年ごろ。結婚14年目のことだった。夫婦危機を迎えたときの黒川さんは、長年勤めた会社から独立、起業したばかり。人工知能の研究を進め、会社を軌道に乗せることで精いっぱいだった。

「そこに、小学生の一人息子の子育て、そして家事全般の忙しさが加わったんです」

子育てに対する、男女の温度差を痛感する日々だった。


「男女の脳の違いについて多少の理解はあったけれど、まだ夫の言動の10個中8個は受け入れられず、そのたびに不満がたまりました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.