2022年1月23日 06:00
帰宅後すぐ息子の入浴と料理 榎並アナが2週間の育休で得たもの
単なる休暇ではなくて、育児をするための休業なんだと覚悟を決めました」
男性である以上、出産の苦しみは経験できないが、少しでも妻の励みになればと思い、出産に立ち会うことも決めていた。
昨年の夏、実樹さんに出産の兆候が表れたのは、生放送を控えた日の朝。
「きっと栄養が必要だろうと、おにぎりと栄養補給ゼリーを買いにコンビニに行ったんですが、軽いパニックで、ありえないくらい大量に買って、妻としては迷惑なだけだったかもしれません(笑)」
出社しても、何かあったら連絡が来ると思い、ソワソワと何度もスマホの画面を見てしまう。その日は、番組終了後の反省会を欠席させてもらい、すぐに帰宅。
コロナ禍で立会い時間が限られていたため、妻の入院先からの連絡を待っていたが、居ても立ってもいられず、車で産院まで行き、一人、駐車場で待機。
「ようやく病室に呼ばれたのは夜11時過ぎでしたが、そこからが長かったんです。立ち会いでは手を握ったり、汗を拭いてあげたり、飲み物を飲ませてあげるといいと知識は得ていたので手を握ったんですが、それどころじゃない妻からは『大丈夫』とやんわり断られました(笑)。
かといってスマホをいじるとイライラさせるだろうし、あおぐ案配がわからないまま、用意していたうちわを、ただ握っていました」