2022年1月23日 06:00
帰宅後すぐ息子の入浴と料理 榎並アナが2週間の育休で得たもの
不器用だけど、実直で優しい夫に、実樹さんは何を感じたのだろうか。
「私を心配そうに見る表情から、一緒に出産に向き合って、挑んでいるという気持ちになれました」
いつの間にか朝を迎え、ようやく医師や看護師がバタバタと部屋に入ってきたのはお昼前だった。疲労困憊で記憶も曖昧だが、元気な男の子の産声を聞いた瞬間、涙が止まらなかったことだけは覚えている。
■帰宅後すぐに息子をお風呂に入れ、夫婦の夕食を作るパパ「毎日が新鮮で、特別です」
「今日は、声をかけると、はっきりと笑ったよ」
「モノをつかむ力が強くなったね」
こんな会話を楽しむ、夫婦がゆっくり過ごせる夕食の時間を確保するため、生放送終了後、怒濤の家事、育児をこなす。
慌ただしく帰宅し息子との入浴を終えた榎並アナは、実樹さんに寝かしつけをバトンタッチし、夕食の準備にとりかかる。
「最近は便利なサービスがありまして、炒めるだけ、チンするだけで本格的な料理が楽しめるセットが買えるんです。それに野菜を1品プラスするのが、日々のチャレンジです」
夕食は夜9時、10時と遅くなってしまうが、寝室に置いた見守りカメラで赤ちゃんの様子をモニターに映しながら、2~3時間、日々のたわいのない話をするのが至福の時間なのだ。