くらし情報『孤独の苦しみに過去の自分重ね…「赤ちゃん食堂」創設者がママたちに手を差し伸べる理由』

孤独の苦しみに過去の自分重ね…「赤ちゃん食堂」創設者がママたちに手を差し伸べる理由

この日のメニュー、ハンバーグを提供する菊地愛美さん(撮影:高野広美)

この日のメニュー、ハンバーグを提供する菊地愛美さん(撮影:高野広美)



女性に安らぎの時間を過ごしてもらうという取り組みを日本で最初に始めた助産院がある。

神奈川県寒川町の住宅街にある三角屋根の助産院「ママナハウス」は、産前産後のケアに特化したユニークな助産院。月2回、離乳食期の赤ちゃんと母親を支援する「赤ちゃん食堂 ままな」を開催している。子ども食堂は全国各地で実施されているが、離乳食まで提供してくれる「赤ちゃん食堂」は希少。その日本第1号が、この施設なのだ。食事の間は子供の世話をママナハウスのスタッフが担う。育児の緊張感から解放されたママたちは、情報交換をしながら食事に舌鼓を打つ。

「食の大切さを改めて実感しています。
お疲れぎみのママたちが一緒に食卓を囲み『おいしいね』と言い合うなかで打ち解け、いつしか笑顔になっているんです」

そう話すのは、赤ちゃん食堂の創設者で、ママナハウス代表も務めるのが、助産師の菊地愛美さん(37)。自身も4人の子を持つお母さんだ。菊地さんが助産師になってママたちの孤独に寄り添っていこうと考えたのは、自身もかつて死をも考えるほどの深い孤独を経験していたから。

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