くらし情報『“推し”の急逝を機に、44歳から韓国語勉強→51歳で字幕監修者になった女性「やりたいと思ったら、どんどんやっていい」』

“推し”の急逝を機に、44歳から韓国語勉強→51歳で字幕監修者になった女性「やりたいと思ったら、どんどんやっていい」

「優しさと哀愁が同居するヨンハの歌声に癒され、励まされました。どこか寂しげな声が、自分の心情にピッタリだったのだと思います。気持ちが楽になるというよりも、寄り添ってくれるような気がしていました」

いつかコンサートに行きたい。そう思っていた矢先、あの日は突然訪れた。

「朝起きてテレビをつけたら、ヨンハが亡くなったというニュースが飛び込んできました。あまりのショックで、その後の記憶はないのですが、大学生になっていた長男が慌てて帰宅し、『お母さんが死んでいるんじゃないかと本当に心配だった』と真顔で言われたことは、いまでも忘れられません。

実はヨンハが自ら命を絶ったその夜も、生きることに疲れ切っていました。『もう1曲、ヨンハの曲を聴き終わるまでは息をしよう』と何回も何回も聴いて耐え忍んで、夜明け近くになってようやく眠りについたんです。


そうして生き延びた朝、ヨンハの訃報が流れてきたんです。私は、ヨンハに救われたと思いました」

ただ、自分がヨンハに救われていたとき、彼自身は苦しんでいたことに対する申し訳なさも芽生えた。入り交じった気持ちを、なんとしても、ヨンハの墓前で直接伝えたいと思った。

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