くらし情報『「醜い」と言われた亡父に感謝…103kgの恋愛カウンセラーの現在と未来』

「醜い」と言われた亡父に感謝…103kgの恋愛カウンセラーの現在と未来

 

振り返れば、30代の前半まで、羽林さんはずっと、体形コンプレックスに振り回される日々だった。

「子どものころの私は、口も達者で、何でもできる子。ただ、幼稚園の毎月の身体測定だけがすごく嫌で。そのころから体重にコンプレックスを感じていましたね」(羽林さん・以下同)

羽林さんは’65年9月、大宮市(現・さいたま市)生まれ。公務員の父(’05年没・享年68)、専業主婦の母、5歳年下の弟の4人家族だった。出生時の体重は3000グラムに満たなかったが、そんな娘の成長を願ってか、父の口癖は「ご飯3杯食べよう」。素直な彼女はしっかり食べて、想定以上に大きく育った。

すると、父は羽林さんの体形をイジリだすように。
食卓で、彼女がおかずに手を伸ばそうとすると、すかさず「そんなに食べて大丈夫か?」と言ったという。 

「父にとっては、何げない言葉だったかもしれませんが、私はそのたびに傷ついて」

幼稚園の身体測定で、「いちばん大きいのは由鶴ちゃん」と、発表されるたびに傷つき、母親同士の会話でも「由鶴ちゃん、本当に大きいわね」

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