体重103kgの人気恋愛カウンセラーが受けた元夫からの壮絶DV
「何が起きたのか、一瞬、わかりませんでした。続いて、彼は扇風機のカバーを外し、なかの羽根を1枚ずつ、手で折り始めたんです。私の記憶はそこで途絶えました」
そんなことが、たびたび起こった。作った食事を投げ捨てられ、5回も作り直したこともある。だが、直接殴られることはない。ただ、投げられたカップや皿から、料理が飛び散り、「殺すぞ」と脅される。かと思えば、傘でどんどんと、折れ曲がるほどの力で床をたたいた。
「その音がすさまじくて、私は震えるばかりでした。
それでも、当時の私は自分が悪いと思っていました。私が悪いことをしたかな、食べたくないモノを出したのかな、と」
’94年、長男が生まれると彼は子煩悩なパパになった。しかし、いきなり始まる暴力が止まることはなかった。長男が2歳になったころ、ついに彼は、かわいがっていた息子まで投げ飛ばした。突然、キレる夫。キレる原因がわからない。酔って、暴れるわけでもない。追い詰められて、羽林さんは円形脱毛症になり、過食やうつに悩まされた。
「仕事を終え、帰宅する駅のプラットホームでは、絶対に端に立たないようにしていました。