2023年8月5日 06:16
体の相性も最高のスパダリに沼った。週末の夜は「来週もがんばろ♡」で盛り上がるし…セックスレスなんてありえないよね?
だって、目の前の男性……大輔さんに見惚れていたから。
かっこいい……。優香の先輩なら、営業課か。
優しそうな人。
仕事もできそうだし、さわやかだし、こんな素敵な人が彼氏だったらいいなあ。
しかも、手の指がきれいなのもフェチ心をくすぐられる。
「美咲さん。うわあ~俺、綺麗な人の前って緊張するんですよね」
と向こうも言ってくれるけど、営業マンだもん、どうせお世辞だろう。
そう高を括っていたから、帰り際、優香と別れた後に肩を叩かれた時は、驚いた。
「あの。LINE教えてもらっていいですか?ていうか……良かったら、飲み直しません?2人で」
「え?」
それから、交際に発展するのはあっという間だった。
告白は、大輔から。
以前から、行ってみたかった可愛いカフェバーで。
はじめは大輔からの誘いだったけれど、大輔という沼にハマっていったのは、実は私の方だ。デートでは、私の意見を聞きながらスマートにリードしてくれる。
決して不安にさせるような言動はしない。
晴れてカップルになっても、私の気持ちを尊重しながら、ゆっくりと関係を築いてくれたんだから……!
ハマったのはこれだけじゃない。
大輔と体を重ねるまで、自分が性にこれほど積極的になれるとは思わなかった。