くらし情報『「南海トラフ地震」特別な注意の呼びかけが終了しても「深刻度は変わらない」。いちばん怖いのは「自分は大丈夫」という思い込み!』

「南海トラフ地震」特別な注意の呼びかけが終了しても「深刻度は変わらない」。いちばん怖いのは「自分は大丈夫」という思い込み!

という声も出てきました。
ただ、お正月の能登半島地震の際に聞いた話なのですが、そうしたムードが漂っても流されずに「海沿いに住む者の宿命として、ちゃんと避難訓練はやろう」と言い続けてくれた人がいたそうなんです。そのおかげで今回、能登では津波による直接の被害を受けた人が非常に少なかった。何十年に一回の確率だといわれていたとしても、訓練を継続することが重要なのです。

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(※画像はイメージです)
ーー「めったに来ないから訓練しなくていい」と思っていると、いざ来たときに対応できませんよね。大人になると学生時代よりも避難訓練の機会は減りますし、いざというときにパニックになってしまいそうです。

臼田先生日本は、どこでも災害が起こりえます。被災地の報道を見聞きするとき、「これがそのまま、自分の身の回りで起こったらどうなるんだろう」と、常に想像してほしいと思います。

ちなみに、国が「全国地震動予測地図」を公表していますが、それによると能登半島は地震で大きく揺れる確率が比較的低かった。にもかかわらず大きな地震が起きました。一方で、関東は能登よりも確率が高いと示されています。とても楽観視はできません。

ーー1995年に阪神・淡路大震災があった兵庫県も、地震が少ない土地だそうですね。

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