2021年12月15日 00:00
【インタビュー】川崎鷹也、集大成的アルバム完成。「ブレずに大切にしている日々の何気ない瞬間を歌い続けるということ」
だからどんなアレンジだったとしても、誰がどうやったかっていうのがわかっているから、無駄な音がひとつも入ってないんですよ。このチームだからこそ出来上がったアレンジだなと思います。誰でもいいわけじゃないんですよね。この人とだからやりたい、できるっていうことが全てで、そこは普段の生活も同じじゃないですか。
――確かにそうですね。
音楽も生活も僕ひとりじゃ絶対に成り立ちませんから。チームがいて、家族がいてくれて初めて僕のやりたいことができるんですよね。そういう身近な人たちへの恩返しのつもりでひとつひとつをガムシャラにやっている最中です。
夢って探すものじゃなくて気づくものなんじゃないかな
――2曲目の「僕と僕」、4曲目の「ヘイコウセカイ」では、自分自身の葛藤というものがテーマになっているのですが、これまでの音楽活動で最も迷った瞬間というのは何ですか?
音楽的なことで、というよりも、音楽を続けるか辞めるかっていうところで迷った瞬間がたくさんあって。大きかったのは、結婚をするタイミングですね。一度そこで音楽を辞めようと思ったんですよ。僕だけの人生じゃなくなるので。僕はサラリーマンだったので部下もいたし。