令和のタクミくんシリーズ主演・森下紫温と加藤大悟が大切にした“距離感”「恋愛によって心の傷が埋まっていく」
それを紫温ちゃんにそのまま伝えているだけなんです。でもそれが「役に立った」って言ってもらえるなら、その言ってくれた先輩の顔も思い浮かんで嬉しい!
──すごくいい教えが受け継がれていっています。
加藤教えとか、指導とかじゃないんですけどね。あくまで「こういう風に、俺も言われたことがあるよ」ってことで。あと紫温ちゃんと僕は2歳しか離れていないから、逆に聞きやすかったかもしれない。これが5歳以上離れていて、僕が何か言ったらちょっと強すぎるというか、「言うこと聞け!」ってなるというか、あるじゃないですかそういうの。
──年齢の近さからくる気安さはありそう。
加藤本当にこの年の差だからこそできた関係性っていうのは、すごくありました。
ギイとタクミくんは同じ高校の同級生って設定だから、僕らの年が離れすぎていたらやりにくかったかもしれないし、まあそういう意味でもありがたかったです。
──先ほどこの作品はわかりやすいとおっしゃっていましたが、私もそれは思っていて。BLという枠ですけど、純粋にラブストーリーなんです。
加藤そうなんです、BLって言われると特別な感じがしますけど、そうじゃなくて。異性同士のラブストーリーと同じ枠ではないにしろ、このタクミくんシリーズは、ピュアな気持ちで人を好きになることの素晴らしさが、一番の特徴で。