令和のタクミくんシリーズ主演・森下紫温と加藤大悟が大切にした“距離感”「恋愛によって心の傷が埋まっていく」
「今、こういう表現をしてくれたから、俺はこうやって返せたんだよ」「今、俺がこういうリアクションを取れたのは、紫温がこう言ったからだよ。もし逆にこうしていたら、違うリアクションになってそれもアリだったよ」とか、具体的に言ってくれて。
──すごい、理想的な現場です。
森下撮影2日目の前日、大悟くんが「ウチ来なよ」って誘ってくれたので、大悟くんの家で2人で読み合わせもしているんです。僕が何もわからないから、本当にずっと導いてくれました。その結果、リードするギイとリードをされるタクミくんの関係性に近いものが、撮影の現場から意図せず出来上がっていました。
──スッと演技に入りやすそう。
森下そうなんです、すんなり2人の関係性に入りこめたのは、そういうところが大きかったんだと思います。
──短い期間ながら、すごく密にやり取りされていたんですね。加藤僕は本当に、コミュニケーションをとって、一緒に頑張ろうぜっていうエネルギッシュな現場が大好きなんで。
──舞台での経験からですか?
加藤そうです。紫温ちゃんがたくさん僕のことを言ってくれましたけど、それらって全部、僕も先輩から教えてもらったことで。