『華麗なる一族』3度目の連ドラ化、今もなお山崎豊子が求められる理由とは?
長年、読者を魅了するのは、激動の時代を背景に繰り広げられる、壮大にして感動的な人間ドラマ。記者時代に培った取材力を武器にした徹底的なリサーチが、作品に重厚感とリアリティを与えている点も、山崎作品の人気の秘密。『華麗なる一族』では、不気味で巨大な権力機構である銀行の深層に切り込んだ。野望と愛憎が渦巻く人物相関図によって、見る角度を変えながら、何度でも楽しめるのも、今なお山崎豊子が求められる理由のひとつだ。
本日5月9日に放送される第4話では、阪神銀行から融資削減をされた鉄平(向井理)が、その補填分をサブバンクの大同銀行・頭取で旧知の仲である三雲(石黒賢)に依頼。ついに念願の高炉建設の日を迎えるが、鍬入れ式に現われた鉄平の父・大介は浮かない表情を浮かべる。
一方、次男・銀平(藤ヶ谷太輔)と結婚し、晴れて万俵家の一員となった万樹子(吉岡里帆)は、ある日大介夫妻の寝室をのぞいてしまい、万俵家の秘密を知ってしまう……。
既に放送・配信がスタートしている本作だが、WOWOWオンデマンドではアーカイブ配信を行っており、今からでも第1話から視聴が可能。また、申込み月内であればいつでも解約可能となる無料トライアルも実施中だ。