くらし情報『上杉柊平の幸せを保つマイルール「自分にとっての“特別”を探す」』

上杉柊平の幸せを保つマイルール「自分にとっての“特別”を探す」

この物語で描かれている“球体を操る力”は、観る人によってさまざまな解釈が生まれる要素を含んでいると思います」

とある閉鎖的な町・丸川町に伝統として伝わる“七夕祭り”と、丸神家代々に伝わる“力”。この「町」「七夕祭り」「力」のキーワードを抽出しながら本作を紐解いていくと、まさに千差万別な解釈が生まれる。

「丸川町は、見方によっては日本そのものを表現しているのかもしれません。海外から見たら、日本は海に浮かぶ島国ですよね。この小さな範囲で『八百万の神』という精神を尊びながら、1000年も2000年も続く伝統的な祭りを続けている地方もある。まさに丸川町の『七夕祭り』みたいじゃないですか? 僕も父親が東北出身なので、その土地の風習やしきたりに触れながら育ってきました。良い・悪いではなく、そういった伝統の積み重ねが、今の日本をつくっているとも言えるんじゃないか、と」

上杉柊平の幸せを保つマイルール「自分にとっての“特別”を探す」

(C)2024 岩明均/小学館/東映
上杉柊平の幸せを保つマイルール「自分にとっての“特別”を探す」

(C)2024 岩明均/小学館/東映
伝統を重んじる大切さと、文化を外に開き、変化していくことの重要性。『七夕の国』は、そのバランスの悪さを暗に示した作品とも言えるのかもしれない。

「閉鎖的であることは、大切な何かを守っているからこその頑なさでもある。

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