2021年4月16日 07:00
永田崇人が『カラフラブル』で示す心境の変化「売れたいというより、強靭になりたい」
屈託のない笑顔からポジティブな印象も強いが、根は繊細。本人も「性格は明るくないと思いますよ」と認める。
「たぶん暗いんだと思う。友達もいないし。時間があるときはずっと一人で映画館に行ってるし。この前、友達に『崇人はお酒が飲めたらもうちょっと陰キャじゃなかったんだろうな』って言われて。ずっと自分のことを陽キャだと思っていたから、そのとき初めて俺って陰キャなんだって知りました(笑)。」
今、オフタイムの大半を占めるのが、映画鑑賞と読書。映画は、昨年は約130本観た。
「最近面白かったのが、『JUNK HEAD』。ストップモーションアニメなんですけど、監督が7年かけて自分一人でつくってるんですよ。1枚1枚、写真を撮って、それをつないで。今だったらモーションキャプチャーとかいろんな方法を使えばもっと簡単にできるのに、アナログな方法にこだわりぬいている気概がすごいなって。話も人間ドラマで、面白かったです。」
好きな作家は、村上春樹。最近は、今村夏子にもハマッている。
「『星の子』という映画がめちゃくちゃ面白くて。原作も気になったから読んでみたんです。そしたら、それもすごく良くて。