管理栄養士が教える!夏のお弁当づくりで食中毒を防ぐための心得4つ
●素手でさわらない
私たちの手には数多くの菌が存在しています。特に黄色ブドウ球菌は化膿した傷に存在しますが、鼻・皮膚・のどなどに存在し、健康な人でも20~30%もっています。お弁当を詰めるときは、おはしを使って詰めていきます。またおにぎりを作るときも素手ではなく、ラップに包んで作ります。
●加工食品も火を通す
ハムやかまぼこ、ちくわなどは調理をしなくても食べられますが、食中毒予防のためには炒め物や煮物などに入れ、火を通したおかずにします。
作りおきおかずの保存のコツ
作りおきのおかずはお弁当の強い味方です。保存するときは作りおきおかずを入れる容器もしっかりと熱湯消毒やアルコール消毒をして保存します。お弁当に入れるときは、電子レンジなどで加熱して使います。
作りおきおかずでも過信は禁物です。夏場は傷みやすいので、2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
夏の調理に関して特に注意したいこと
●中まで加熱する(中心温度75℃以上)
ほとんどの食中毒菌は加熱によって死滅します。ハンバーグや卵焼きなど、中までしっかり火が通っているか確認します。
●調理器具の洗浄、消毒をする
まな板や包丁などの調理器具類にも細菌は付着しています。