くらし情報『人にも物にも誠実に向き合う。それが私の正義です【大島優子さんインタビュー】』

人にも物にも誠実に向き合う。それが私の正義です【大島優子さんインタビュー】

ロシアの文豪、ドストエフスキーの世界的な名著『罪と罰』が、2019年新春、三浦春馬さんを主演に迎えて舞台化。今回は主人公のラスコリニコフと心を通わす娼婦のソーニャを演じる大島優子さんにインタビュー!3年ぶり3度目の舞台出演となる本作にかける思いから、30歳を迎えて変化したという心情やライフスタイルまで、幅広くお話を伺います。

『罪と罰』は行間からにじむ“人間らしさ”

————本作は、世界文学の最高峰とも言われるドストエフスキーの長編小説『罪と罰』が原作ですが、初めて小説を読んだときの印象は?

目次

・『罪と罰』は行間からにじむ“人間らしさ”
・三浦春馬さんのストイックさが刺激に
・これまでの20代、これからの30代
・意外にもハンドメイドがお好き!?
・公演概要


人にも物にも誠実に向き合う。それが私の正義です【大島優子さんインタビュー】


大島優子さん(以下、大島さん):ドストエフスキーの作品は重厚な世界観でかなり読みごたえがあるので、最初に読んだときは正直、心にズドーンと大きな重りが乗ったように感じました。でも、何度か繰り返し読んでいくうちに、それぞれの登場人物の「人間らしさ」が浮かび上がってきて、どのキャラクターにも共感できる部分を見出している自分に気づいたんです。そこからは、ストーリーが格段に面白く感じられるようになりました。

——今回演じるソーニャの人物像についてはどのように受け止めていますか?

大島さん:家族を養うために、娼婦として体を売って働くという自らの過酷な人生だけではなく、ラスコリニコフの犯した罪までも受け入れて生きる……。

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