~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」
を除くと個室派でも同レベルの困りごとが挙がっており、個室にこもってもらうことが必ずしも解決策ではないとも感じられます。妻が非就業の場合より通勤、共に在宅ワークしている場合の方が負担感は少ない傾向があり、共働きで夫が在宅で家事並行するメリットを活かすにはLDでの在宅ワークも必要と思われます。特に若年層ではWeb会議の比率が高く、その場合の配慮の比率も高いことから、LDでの在宅ワークの場合はWeb会議に家族の負担を減らすことがポイントと言えそうです。
本人のLDでの在宅ワーク時 配偶者の配慮:配偶者回答
6.夫の家事は在宅ワークをきっかけに増加
在宅ワークによる夫の家事時間の増減を調べると、若年層(長子小学生以下、子がいない場合は40代以下)夫の65%、熟年層(同中学生、50代以上)夫の52%が増えたと回答し、減った人はほぼいません。その中で若年層、熟年層共にLD派の方が個室派より増えたとの回答が多い傾向が見られます。夫の家事分担増加を図るには、LDでの在宅ワークの方がより効果的と考えられます。若年層の夫についてそれぞれの家事をしている場合を在宅ワークがきっかけなのか、それ以前からかを聞いたところ、全体にLD派に在宅ワーク以前から家事をしている夫が多い傾向があり、特に夕食の準備など調理関係についてはその傾向が顕著でした。