お中元にお返しって必要?知っておきたいお返しのマナーとおすすめギフト4選
いただいた品物のおよそ半額~同額以下で考えるとよいでしょう。ちなみに、「せっかくいただいたから、感謝の気持ちも込めて奮発しよう!」と、いただいたものより明らかに高額だと分かる品を贈るのは、実は大変失礼な行為。いただいたものより高額の品をお返しすることは、「次回からお中元は結構です」という意味を含みます。今後もお付き合いを続けていきたい大切な方なら、くれぐれも注意してください。
お中元のお返しにふさわしいのは?いろいろ役立つ「のし」の知識
「のし」とは本来、薄く引き伸ばした干しアワビを、上側が広い六角形の形に折った色紙で包んだ、飾りもののことを指します。アワビはその昔、不老長寿をもたらす大変縁起がよい食べものだと考えられており、神様に捧げる供物には必ずのしを添えていました。これが後に、相手のことを大切に思っているしるしとして、贈答品にも添えられるようになったことが、現在にも風習として残っています。古くは、贈答品を水引という飾り紐でくくり、のしと品物の目録を添えるのが贈り物の礼儀でした。
これが現在では簡略化され、のしと水引はすでに紙に印字されており、目録の代わりに紙に直接、表書きと贈り主の名前を記します。