YouTuber「なりすまし」問題…法的に罰することはできる?
(清水弁護士)
残念ながらネット上の「なりすまし」行為を罰する法律は、現在のところ存在していないようです。
■「なりすまし」アカウントで得た収入はどうなるのか?
「なりすまし」行為で収入を得た場合はどうなのでしょうか?本人に収益を返すようなことは、できるのでしょうか?
「なりすましアカウントが収益を得ても、それはなりすました者の利益となるのが原則であり、その利益を取り上げるということは、法律構成としては考えられるものの、難しいと思われます」(清水弁護士)
なりすまし行為で得た収入についても、現状取り締まることは難しいようです。まだまだ法整備が追いついていないということでしょうか。
もちろん、法的に罰することが難しいといっても、なりすましが好ましくない行為であることはいうまでもありません。
*取材協力弁護士:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)
*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)
【画像】イメージです
*graphicalicious / PIXTA(ピクスタ)
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