独身子持ち男性との結婚…トラブル避けるために気をつけたいポイントは?
また、男性側には、子どもに会う権利、面会交流権があります。
それから、相続に関してもトラブルになりがちです。腹違いのお子さんが出生した場合、一応、前妻との子どもとは、兄弟になるわけです。実は、平成25年12月に民法が改正され、嫡出子(婚姻関係のある2人の間に生まれた子ども)ではない子どもの相続分も、他の子どもと同一になりました。
旦那さんが死亡した場合などに、相続分をめぐって前妻との子どもと遺産分割で紛争になるケースはあとを絶ちません。
いろいろ指摘してきましたが、お子さんがいる男性と婚姻する場合には、トラブルになることが多いでしょう。トラブルを防止するには、あらかじめ、養育費はいくら支払っていて、死亡の際にはどう財産を処理するのか、遺言を視野に入れるべきでしょう。」
独身子持ち男性との結婚についてはトラブルのリスクが付つきまとう可能性が高いでしょう。愛があれば大丈夫、と思っていてもいざトラブルに直面した時、辛い思いをするかもしれません。
養育費の金額や相続の問題など、今後の計画などを、しっかりと話し合い、事前に取り決めをしておくことが重要になるようです。
*取材協力弁護士: 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。