社会保険と国民健康保険の違いは何?仕組み・加入条件などをFPがわかりやすく解説
健康保険と併せて加入する厚生年金のおかげで、老後の年金額も多くなります。
国民健康保険のメリット・デメリット
社保と比較すると、給付内容が薄いことが国保のデメリットです。ただし保険料負担のみを比較するのであれば、同じ収入で国保料のほうが安い人もいます。
【比較】受給額vs保険料負担
同じ収入で、国保と社保の場合を比較してみます。条件は次のとおりです。
- 月収30万円、年収360万円(給料)
- 家族3人(本人35歳、配偶者35歳、中学生1人)
保険料
筆者の住む愛媛県松山市の保険料です。
(2019年度)
まず、保険料で大きな差が付きました。市町村国保では、12カ月分を10回に分けて納付するため、1回に納付する額はこれより大きくなります。
傷病手当金
仮に骨折で1カ月休んだ場合、社保であれば傷病手当金として収入の一部が補填されます。
各年金給付
ここまで医療保険の違いについて触れてきましたが、医療保険で「社保と国保」の違いがあれば、年金保険でも「社保と国保」の違いがあります。
健康保険に加入する場合は「厚生年金保険」に加入、国民健康保険に加入する場合は「国民年金保険」に加入することが多いでしょう。