2020年2月6日 14:00
知って得する!サラリーマンが今すぐできる節税テクニック6選をFPがご紹介
医療費控除でいくら節税できるのか
医療費控除の金額は、以下のように求められます。
- 控除額=実際に支払った医療費の合計額 - 10万円(その年の総所得が200万円未満の場合は総所得金額の5%) - 保険や出産育児一時金などで補填された金額
<計算条件>
- 給与収入:500万
- 税率:20%
- 年間医療費:70万円
- 出産育児一時金:35万円
<計算方法>
- 【医療費70万円】-10万円-【出産育児一時金35万円】 = 控除対象額25万円
- 節税額 = 25万円 × 20% = 5万円
医療費控除の対象となるもの
医療費控除の対象となる費用、対象外の費用は以下の通りです。
セルフメディケーション税制
セルフメディケーション税制は、スイッチOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。スイッチOTC医薬品とはドラッグストアなどで医師の処方箋なしに購入できる医薬品のことです。
申告する人が定期健康診断、予防接種などを受けていることが要件となります。セルフメディケーション税制でいくら節税できるのか
セルフメディケーション税制の控除額は以下のように求められます。
<計算条件>
- 給与収入:500万
- 税率:20%
- OTC薬品の家族総額:10万円
<計算方法>
- 控除額 = 【OTC医薬品10万円】 - 1.2万円 = 8.8万円
- 節税額 = 8.8万円 × 20% = 1.76万円
医療費控除とセルフメディケーション税制の手続き
医療費控除とセルフメディケーション税制での控除を受けるにはいずれの場合も確定申告が必要です。