2020年2月6日 14:00
知って得する!サラリーマンが今すぐできる節税テクニック6選をFPがご紹介
または一定の耐震基準を満たすこと
住宅ローン控除でいくら節税できるのか
では、具体的にいくら節税できるのか見ていきましょう。
<計算条件>
- 年末時点のローン残高:3,000万円
- 税込年収:500万円
- 所得税額:14万円
- 住民税:25万円
- 最大控除額(年末時点のローン残高の1%):3,000万円×0.01=30万円
まずは所得税から控除
まずは所得税から住宅ローン控除額を引きます。
- 【所得税額14万円】-【住宅ローン控除額30万円】 = -16万円
所得税は全額控除されましたが、まだ控除しきれない金額が16万円残ります。
所得税から控除しきれない分は住民税から控除
所得税から控除しきれない住宅ローン控除額の残額は住民税から控除します。住民税からの控除額は次のいずれか少ない額となります。
- 住宅ローン控除の控除可能額の内、所得税から控除しきれなかった金額
- 所得税の課税総所得金額等の額の7%(上限13万6,500円)
今回の例では、住民税から控除できる金額は13万6,500円となります。
- 【所得税分14万円】+【住民税分13万6,500円】=27万6,500円(総控除額)
最大控除額を全額控除できませんでしたが、税額として27万6,500円もの軽減ができました。