兄弟トラブルになる前に。遺産相続の割合や揉めないための対策をFPが徹底解説!
子供が複数いる場合、子供と子供の間には権利の差はありません。子供は皆相続人となり、取得できる財産の割合(相続分)も同じになります。
たとえば、父親が亡くなり、母親と子供(姉、妹)で財産を相続する場合、母親の相続分は2分の1、子供の相続分は姉も妹も4分の1ずつです。
親の財産を相続する兄弟の定義は?
家族でなくても、亡くなった親と法律上の親子関係がある兄弟姉妹がいることがあります。家族でなくても法律上の血縁関係があれば、遺産相続に巻き込まなければなりません。
養子にも実子と同じ権利がある
亡くなった親に養子がいることがあります。養子縁組とは法律上の親子関係を発生させる手続きなので、養子は法律上れっきとした子供です。
子供の中に親の養子がいれば、実子と同様に相続人になります。
この場合には、養子も含めた兄弟間で平等に財産を分ける必要があるということです。
異母兄弟・異父兄弟も相続人に
親が再婚している場合など、異母兄弟や異父兄弟がいることがあります。異母兄弟や異父兄弟も、死亡した親の子である以上、相続人になります。相続分も他の兄弟と変わりません。
異母兄弟や異父兄弟がいるけれど、会ったこともないという人も多いでしょう。