兄弟トラブルになる前に。遺産相続の割合や揉めないための対策をFPが徹底解説!
を申し立てて解決を図ることができます。
4. 財産の名義変更手続き
遺産分割協議で決まった内容に沿って、財産の名義変更手続きを行います。預貯金については金融機関で払い戻しまたは預け替えをし、不動産については法務局で相続登記をします。
兄弟の相続でよくあるトラブル
親の財産を兄弟で相続するときには、どういったことでトラブルが生じるのかを知っておきましょう。
不動産の遺産分割方法が決まらない
遺産として土地や建物といった不動産がある場合には、兄弟間で揉めてしまいがちです。不動産というのは動かせるものではなく、バラバラに分けられるようなものでもないからです。
たとえば、亡くなった親名義の家に同居していた子供がいれば、当然家を相続したいでしょう。しかし、一人が家を相続すると、他の兄弟が相続するものがなくなってしまうことがあります。
親の介護をした人が多くもらえるわけではない
子供の頃は一緒に育った兄弟姉妹でも、大人になると親とのかかわり方は同じではないでしょう。平等に配分すると、かえって不公平に感じることもあります。
たとえば、妹は親と同居して親の介護をしていたけれど、姉は家を出て年に1回くらいしか実家には戻ってこなかったということもあります。