地震保険は必要?補償内容・選び方のポイントをFPがわかりやすく解説!
とはいえ、「皆が加入していないから不要なもの」ではありません。加入率で必要性は変わらず、地震保険はとても大切です。
「老後資金2000万円問題」との兼ね合いも大切
最後に、地震保険の補足情報についてお伝えします。地震保険に限らず、保険は全般的に多く加入しておいたほうが安心です。しかし、多く加入するほどに保険料が高額になっていくのがネックとなります。
地震保険の保険料は、保険金額1000万円あたり1年で1~4万円程度もしますから、けして安くもないのでなおさらです。
そして、大切になってくるのが「老後資金2000万円問題」との兼ね合いになります。多く加入するほどに自然災害には備えられる反面、老後資金への備えが遠のいてしまうのが現実です。
十分な貯金をしつつ十分な保険料も支払えるほど年収がある人は、かなり限られています。
限られた年収の中で、それをどう使っていくかは本人の判断次第です。地震保険の必要性は何度もお伝えした通りですが、老後資金の必要性も同じくらい高いといえます。最後は自己責任の元に、今後の人生を考えながら地震保険についても考えてみましょう。
必要に応じてFPにも相談してみよう
一般の方にとって、今後の人生を考えるというのは簡単なことではありません。