くらし情報『ベーシックインカムのデメリットとは?導入事例から見る制度の問題点をFPが解説』

2020年7月6日 20:00

ベーシックインカムのデメリットとは?導入事例から見る制度の問題点をFPが解説

フィンランドの国民アンケートでは、ベーシックインカムの導入に46%が「賛成」もしくは「部分的に賛成」としています。

カナダでの導入事例
MINCOME
カナダでは異なる州で2度、ベーシックインカムの導入実験が行われています。1度目はマニトバ州ドーフィンで1974年〜1979年の5年間に渡って行われた「MINCOME」と呼ばれる実験です。
ベーシックインカムのデメリットとは?導入事例から見る制度の問題点をFPが解説

2011年に発表された最終報告書によると「入院期間の減少」「高校課程への進級」に成果があったとされています。一方、「出生率の増加」には影響が出ていないとされました。

MINCOMEは実施していた政権が力を失ったことで終了。2009年までデータの分析も行われませんでした。そのため、一部データは不明なままとなっています。


オンタリオ州の導入事例
2度目はオンタリオ州で2017年に行われています。
ベーシックインカムのデメリットとは?導入事例から見る制度の問題点をFPが解説

当初は3年間の予定でしたが、実施の1年後に政権交代がなされたことで、ベーシックインカムは終了しました。政権交代後の州政府は失敗だったと発表していますが、研究チームからは成果があったと報告されています。

研究チームによると、年収が一定額を超えるとベーシックインカムが支給されない制度にもかかわらず、4分の3が仕事を継続したとされています。

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