と告白。
武井の自然な演技から生まれた印象的なシーンがある。中華街でのWデートで、柘植の誕生日が過ぎていたことに気づいた沙耶がプレゼントを買いにひとりで離れ、柘植を怒らせてしまう。「柘植さんがすごく怒っていて、とっさにプレゼントを後ろに回して隠したんです」。ここは多くの女性が、そうだよねぇ、そうしちゃうよねぇと、切ない気持ちになること請け合い。かなり踏み込んだラブシーンも登場。だが武井に迷いはなかった。「とても大事なシーンだと思いましたし、撮影方法でごまかすというのは嫌でした。
恋愛していたら当たり前のことだと思うので、ごく普通のシーンとして捉えて演じました」。本編もさることながら、変化し続ける武井の魅力にも気づかされる作品だ。
『クローバー』
11月1日(土)公開※取材・文・写真:望月ふみ
吉田鋼太郎『おいハンサム!!』映画化は「半信半疑」 ファンの“連帯意識”には感謝