夏フェスに「誰と行くのか?」より、「私が何を聴きたいか」が重要だと思う
夏フェスに「誰と行くのか?」は重要なのか
by Alex Wong
最近は、夏になると毎週のように各地でフェスが行われている。
花火大会とかビアガーデンとか、夏の風物詩のひとつに追加され、一昔前と比較すると普段音楽を聴かないような人たちも見かけるようになった。
今巷で流行っていて話題にあがるような夏フェスでは、「どんなアーティストが出るのか?」よりも、「誰と行くのか?」ということに重きが置かれている気がしている。好きな音楽を聴けるというよりも、恋人とか友達とか、特定の人と思い出を作るためのイベントになっているように思う。
音楽という分かりやすいカルチャーを通じて、他人と同じ体験をする。一種の帰属意識みたいなものが生まれると、TwitterとかInstagramとか、SNSで自分と同じような趣味や価値観を持つ人を見つけやすくなるし、「同じ場所にいた」というだけで距離がぐっと近くなる。
人との関わり合いをうっとうしく思っている人間がインターネットを使っていたのに、今は自分と似たような人を見つけるためのツールになったと勝手に思っている。否定する気は全くなくて、時代の流れなんだろうなあ、と思う。