くらし情報『昭和59年築の団地をリノベ。開放感の決め手は「隠す収納」【リライフプラス】』

昭和59年築の団地をリノベ。開放感の決め手は「隠す収納」【リライフプラス】

■ 広さや天井の高さを生かした開放感のある空間に

LDK


ダイニングは白を基調としていて、手前に張り出し圧迫感のあった梁を取り払ったことで現れた排気ダクトも、白い塗装を施して空間に馴染ませています。

壁の仕上げは、珪藻土です。珪藻土は防臭効果も高く、カレーのにおいも残らないほどだそうです。

リノベーション前の様子

リノベーション前の様子

専有面積は81.59平米と広いだけでなく、最上階にあるT邸。

ダイニングは勾配天井になっていて、いちばん高いところで4m近くもあります。その広さや高さを十分に生かして、夫は「なるべく間仕切り壁を取り払って、開放感のある広いワンルーム感覚の空間にしたかった」と言います。

ところが、Tさんのお宅は壁で建物を支えるつくりの団地のため、残さざるを得ない構造壁が多かったそうです。

■ 使い勝手のよい機能的な収納をたっぷりと

サニタリー


そこで、ネックだった構造壁を逆に上手く利用してWICやパントリー、ランドリールームを設け、収納を充実させることにしたそうです。

収納スペースが充実していれば、居室内に収納が必要なくなるため、可能な限り広くとったリビングやダイニングの開放感が妨げられないというわけです。

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